東北文教大学短期大学部幼児教育科(現子ども学科)の、現在の取り組んでいる教育実践の方法論をまとめた「実習を核とした総合的カリキュラムの構築」が、文部科学省の平成16年度「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」に採択されました。
●過去7年間にわたる実績と大きな成果
●効率的かつ体系的に学習できるカリキュラム
●社会の多様な要請に充分応える優れた取組み
●先進性もみられるチーム・ティーチング方式
●学生の高い満足度
大学教育の改善に資する種々の取組のうち、特色ある優れたものを選定し、選定された事例を広く社会に情報提供することで、今後の高等教育の改善に活用します。これにより、国公私立大学を通じ、教育改善の取組について、各大学及び教員のインセンティブになるとともに、他大学の取組の参考になり、高等教育の活性化が促進されることを目的とするものです(文部科学省)。
これまでのカリキュラムでは、学生は専門科目を関連づけることなくバラバラに学び、保育の総合化というものが充分に理解できないまま実習に出かけている状態でした。
そこで、実習内容に関係した科目を再編成して「保育の総合化」を具体的に示すことができるようなカリキュラムを目指すことにしました。授業の中で実際に具体的に示すことによって、学生は「総合した保育」を理解できるので、実習では授業で学んだ内容を充分に生かした保育が可能となると考えました。
保育の総合化が理解できないので、学生は実習の場で学んだことを応用できない。
保育の総合化が理解できるようになり、学生は実習の場で学んだことを応用できる。
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授業で身につけた知識・技術をしっかりと実習で生かせるように、そして、実習での経験をさらに授業や就職活動に生かせるように、実習を核としたカリキュラムを編成しています。保育内容を総合的に学ぶ授業や、2年間にわたる実習の事前・事後指導で、授業と実習の連携を図ります。
総合的な保育を理解し、高度な専門的知識や技能の養成を目指しています。
プロジェクトの対象となっている科目は、保育内容関係科目と実習事前事後指導科目の合計10科目と実習です。

本学で開発した構造化学習法を用いて多様な情報を統合する力の養成を目指しています。プロジェクトの対象となっている科目は、基礎演習 I と基礎演習 II です。 知識Aと知識Bを分析し関連づけ、再構成して、自分の言葉で表現することを学びます。

保育の問題を多面的に考える力の養成を目指しています。
学科の全教員で担当する総合演習で研究を進め、2月中旬『子どもフォーラム』で成果を発表します。

プロジェクトを有効にするには、チーム・ティーチング方式で授業を運営する必要があると考えました。というのは授業内容を全く新しいものにするためには、膨大な負担がかかることから個人では困難であること、また個人で教材を開発してもできあがった内容の調整が難しくなることから、はじめから共同で授業の計画や教材開発をし、共同で授業を運営することにしました。つまり、プロジェクトとチーム・ティーチングは表裏一体の関係にあるという認識で実践してきました。
1. 専門の異なる複数の教員がチームを組んで行なっている。
2. 授業計画・教材開発から授業の運営まで一貫して行なっている。
3. 科目の内容に合わせて、授業の運営方法を使い分けている。
4. 学科の専任教員全員が参加し、積極的に取組んでいる。
5. チーム・ティーチング方式で運営している科目数が多い(12科目)。
6. 毎年、メンバーを一部入れ替えて行なっている。
7. 授業内容の統合化を図りながら実施している。
学生の変化
実習と授業内容との関連性の認識が深まりました。その結果、授業に対する意欲や理解度が高まり、実習における成果を多くの学生が実感しています。
総合的カリキュラムの充実
新たな科目をプロジェクトに組み込み統合化を進めていきます。
保育現場との連携の強化
実習を核とした総合的カリキュラムをより充実させるために保育現場との連携を強化していきます。
学生の更なる能力の向上
理解度に応じた丁寧な指導を展開していきます。




